オモシロシンガポール

地獄の門が開いたよ!【ハングリーゴーストフェスティバル】

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こんにちは、こなつです。

みなさん、昨日地獄の門が開きましたよー!お気をつけ下さいっていうのは半分冗談で、半分本当です。

チャイニーズの間では、今年の8月8日から9月6日までの旧暦7月をゴーストマンスまたはセブンマンスと呼んでいます。

セブンマンスには地獄の門が開き、あの世から霊が帰って来るそうです。

こなつ
こなつ
地獄の門って!恐ろしい響き~

日本でお盆に先祖の霊が帰ってくると考えるのと似てますね。

でもこっちは先祖の霊というより、ハングリーゴースト(餓鬼)がメインですけど。

ハングリーゴーストとは、弔(とむら)ってもらっていない飢えた状態の霊なんですって。

とにかく今彼らはコロナなんて関係なく、楽しく帰省中です。

うわさによると地獄で働く看守にも休みが必要とかで、霊たちに休暇を与えているらしいですよ?

彼らはGood brothers(グッドブラザーズ)とも呼ばれ、お供えものの食べ物や観劇を楽しみ、約一か月後また地獄に帰っていくのです。

面白いですね。

今日はハングリーゴーストフェスティバルについて、私の経験、知識から書いてみようと思います。

ハングリーゴーストフェスティバル

ハングリーゴーストのお祈りドラム缶とお供え物
あの世のお金買ってきた状態のお供え物セット
あの世のお金紙でできたあの世のお金、お札、お菓子、茶葉など

ハングリーゴーストフェスティバルというのは、セブンマンスにやって来る霊におもてなしをすることです。

霊の魂を鎮めるため、住宅街のあちこちに設置されたドラム缶の中で、お金や宝石、車などを模した紙の供物を燃やしてお祈りをします。

まず線香とろうそくに火をつけ地面に挿し、次いで紙のお金等を燃やし、最後にお茶の葉やビスケットなどの食べ物をそっと置きます。

そしてお祈りします。

信心深い(祟られたくない?)夫も昨日、お祈りをしに行っていました。

本音は、

「供養しますから、僕たち家族に何もしないでね。」

です。

常夏でさらに火が熱いもんだから汗びっしょりになって帰って来ました。

私はここ数年一緒にやっていないですけど、子供が生まれる前は私も紙をポイポイっと燃えているドラム缶に入れる体験をしました。

今回夫が写真を撮ってきてくれたんですけど、グッドブラザーズの邪魔をしたくないって言うんで近くから撮らなかったそう。

グッドブラザース、映ってないですよね?

お供え物には触らないで

町の中に小さな祭壇がポツポツと見られ、ろうそくや線香、オレンジや飲み物なんかをお供えしてあります。

歩道の脇や木の下なんかにも、同じようにお供え物を見かけます。

今から10年前私がシンガポールに来たばかりの時に夫に、

「君はちょっといたずら好きだけど、道端にあるろうそくを蹴ったり、お供え物を食べたりしたらダメだよ。」

って言われました。

(わざとはしないでしょう。。)

まあ全く知らなかったら、なんじゃこれって触ってたかもしれませんね。

チャイニーズオペラ(京劇)

チャイニーズオペラ

霊を楽しませることも供養のひとつで、霊のために京劇や歌を披露して見せる催しもあります。

そして最前列は霊たちの特等席なので、人間は座ってはいけないそうです。

そういえば日本にも盆踊りがありますね。

この時期避けたほうがいい事

引っ越しや改装

この時期は、新しいことを始めるのは避けたほうがいいと言われています。

引っ越しや改装、新しい事業、結婚もです。

でも昨日親戚の結婚式ありましたけど。。

きっと8月8日で縁起のいい数字だから催したんだろうなと思います。

水遊び

海やプールでの水泳も避けたほうがいいそう。

人間を溺死させればその霊が生まれ変われる場所が空くとか?

赤い服

霊が惹かれて寄って来るんですって。

え?でも今日はナショナルデー。

国民が赤と白の服を着てお祝いする日ですよ。

霊も人間も一緒にナショナルデーを祝えるかもしれません?

夜歩き

霊は夜にパワーアップするそうです。

供物を触ること

さっきも書いたように霊のための食べ物ですから。

触ったら、それはそれは怒られるかもしれませんね。

まとめ

迷信といえど、昔からの風習なのでイベントとして楽しんだらいいと思います。

そしてグッドブラザーズには、大いに食べて遊んで帰ってもらいたいものです。

でも、人間に悪さはしないで欲しいですね。

 

お読みくださってありがとうございます。また来てくださいね!

 

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