オモシロシンガポール

誕生日のお祝いのアンパオ、いくら入れる?

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こんにちは、こなつです。

先月のことですが、私は義父の誕生日に紅包(福建語ではアンパオ)を贈りました。

アンパオとは赤い封筒のことですが、この場合それにお金を入れたものを指します。

余談ですがうちの夫は「アンパオ」より「Red Packet」と言うことが多いです。

旧正月に中華系の人達が親戚などにアンパオを配ることをご存じの方も多いと思います。

シンガポールでは誕生日のお祝いに、プレゼントではなくアンパオを贈ることもよくあります。

まだ私がシンガポールに来たばかりのころ、義母の誕生日が近づいてきたので年上のシンガポール人に

「お義母さんの誕生日に何をあげようかなぁ?」

って相談したら、

「アンパオ!アンパオがいちばんいいよ。」

と言われたのでそうしました。

当日義理の母にアンパオを渡した時に、夫は私が密かにアンパオを用意していた事に感動していました。

「君はアンパオのことなんて知らないはずなのに。」

と。

そして後で、

「数字の8で終わるお金を入れた?」

って夫に聞かれたので

「え?何それ?ううん。」

全然ルールを知りませんでした。

幸い縁起の悪い数字のお金を入れていなかったのでよかったです。

縁起のよい数字、縁起の悪い数字

まず、アンパオに入れる金額は偶数にしないといけません。

なぜなら中国の伝統では、良いことはペアでやってくると言われているので、偶数が好ましいとされているからです。

そういえばムーンケーキも旧正月に贈るみかんの数も偶数です。

それと日本と同じように数字の4は忌み嫌われます

日本と同じで四(シ)という音は死を連想させるからです。

中国人にとって数字の8はラッキーナンバーとされていることも有名ですね。

八(ファ)は發の音に似ているため、富、幸運、繁栄を意味します。

日本でも八は「末広がり」と言われて好まれたりしますよね。

数字や言葉で縁起を担ぐ風習はどこにでもあるということです。

ですので、アンパオに入れる額は8,18,28,38,68,88、、、などが好まれるのですが、気を付けないといけないのは、48と58です。

48は少しやっかいで、縁起がいいと捉える人と、縁起が悪いと捉える人がいるので避けたほうが無難です。

58は広東語で繁栄しないことを意味する可能性があるため避けましょう。

おもしろいですね。

中に入れるお札はなるべく新札がいいですが、あまり気にしない人もいます(お金が入っていたらいい)ので、身近な人にならそんなに神経質にならなくてもいいのかなと思います。

それと近頃は8で終わる数字の金額にしないで、キリのよい0で終わる金額(20とか80とか)も多いですよ。

白い封筒は通常香典用として使われるため、絶対に使用しないでください。

まとめ

お正月だけでなくアンパオはいろんな場面で使われます。

誕生日、入学、結婚などのお祝いとしても贈られます。

プレゼントを何にしようか悩むのだったら、お金をアンパオに入れて贈るほうが合理的でいいかもしれませんね。

それでは。

 

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