今日はシンガポール人の夫と、どういう風に出会って結婚に至ったのかを書いてみようと思います。
ちょっと記憶があやしいですけど。
2対1?
私はあるメーカーのアジア・パシフィック担当の事業部で働いていました。
ある日アジアの販社・代理店への商品説明会が本社であり、それぞれの国の担当者が来日して参加していました。
私はその説明会には参加していなかったのですが、夜に私がいた部署の人たちとアジアの担当者たちとの懇親会があったので呼ばれて居酒屋に行くことになりました。
そこでなぜか、私は香港の担当者の男性とシンガポールの担当者(今の夫、オットさん)と同じテーブルに座らされて会話をすることになりました。
どうやら上司たちの企みで、独身同士の私たちを仲良くさせるつもりだったようです。
(後で知ったことですが、オットさんの上司が本社の人に「オットさんに誰か紹介してくれない?」って聞いていたらしいです。)
この時私に彼氏がちょうどいなかったのばれていたのでしょうか?
たぶんお構いなしで勝手に選ばれていたんだと思います。
私以外にも同部署に独身女子はいたんですが、その場にはいなかったのか覚えていません。
「がんばれよ~♪」と香港の担当者にうちの部署の人が言っていたのが聞こえました。
私的にはどちらもタイプではなく、適当に愛想よくその二人と喋ってその日は終わりだったのですが、後日両人からメールが来ました。
仕事で今後かかわるし邪険にもできないので、適当に当たり障りのない返信をしていたと思います。
Belated Happy Birthday
ある日のその二人へのメールに「昨日は私の誕生日でした」って書いてしまいました。
別に狙って書いたわけではなく、二人のことをあまり知らないし書くことが無くて、ただの日常の出来事として書いたつもりでしたが、なんと次の日にオットさんから真っ赤なバラの花束が会社に届きました。
これには結構びっくりしましたね。
海外では彼女にバレンタインデーとかで花束を会社に送ったりとかよくあるみたいなんですが、日本ではあまりないですよね?
ちょっと恥ずかしかったです。
香港の人はというと、メールで「こなつさんはお茶は好きですか?おいしいお茶があるので次回に持っていきます!」と返信が来ました。
今から思うと素早く行動した者が勝利を掴みますね。
(勝利だったのか?)
再会
さて数か月後、また日本の本社で商品説明会がありました。
実はオットさんにお花をもらっておきながら、私は別に彼氏ができていたのです。
それは一応メールでオットさんには話してありました。
変に彼に気を持たせたらいけないと思って。
夜の懇親会では、たまたまオットさんと席が隣になりました。
その当時私は彼氏とうまくいっていなかったので、なんか暗い顔をしていたらしいです。
オットさんは心配してどうしたんだと聞いてきたので、悩みは言っていませんがなんか落ち込んでいるというような話をしたと思います。
その時にオットさんがなぜか私の手相とかも見たりしていて、ずっと二人で会話をしていたのですが、他の人には親密に見えたようです。
全然甘い話はしていなかったんですけど。
次の日の続きの説明会の最中、香港の担当者がジト~って悲しそうな、恨んでるような眼差しで見てきましたね。
ちょっと後味が悪かったですね。
当然彼からのお茶のプレゼントはもらえませんでした。
シンガポール旅行
結局その当時の彼氏とは別れ、何か月か過ぎて行きました。
私の婚活仲間の友達とシンガポールに旅行にでも行こうかっていう話になって、今の夫に再び連絡を取るようになりました。
でも友達の都合がいつも私と合わなくて、結局私一人でシンガポールに行くことになったのです。
オットさんははりきって旅のプランを立ててくれて、ナイトサファリ、セントーサ、チキンライスの店、ホーカーズ、夜景、アラブストリートなど、いろいろ連れて行ってくれました。
傍から見たらカップルに見えたでしょうが、まだ正式に付き合ってはいませんでした。
初めてのシンガポール旅行はあっという間に過ぎて、日本に帰る時がやってきました。
それまではメールのやり取りだけだったので、オットさんに日本に帰ったらメッセンジャーでチャットをしようと言われました。
つづく
つづきはこちら→夫との出会い パート2
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